学校行事なんてなくしてしまえ

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学芸会の準備で忙しくなる二学期。学期の初めは、行事関連の仕事が多い。

春は運動会。二学期は、年によっては作品展の準備。

 

行事なんて、なくしてしまえばいいのに、と心から思う。

もしくは、簡素化してしまえばいい。でもきっとそれはできない気がする。

 

時間かけすぎ・保護者期待しすぎ問題

運動会の例。

保護者の期待に応えないといけないという空気が、本校にはある。

数年前、最高学年の表現運動の指導にとても強いこだわりを持つ先生が赴任してきた。その方は指導に指導を重ねて、当日保護者が大感動をする、素晴らしいものに仕上げたらしい。

そこから、本校の保護者の求めるハードルが上がってしまった。下学年の親が、「うちの子も最高学年になったら、あんな運動会にしてほしい」と思ってしまった。

 

この先生の指導力は素晴らしかったのでしょう。ただ、問題なのは、「子供のため」という言葉を振りかざし、足並みを揃えなかったこと。また、運動会の指導により多くの時間を費やし、他の時間を圧迫したこと。

 

そんなのおかしい!と、正規の授業時間数で運動会の表現運動をつくりあげた先生の年に、悲劇が起きた。保護者の事後アンケートで、クレームが殺到した。

 

「見応えがない」

「子供たちがかわいそう」

「来年はもっとすごいのを期待します」

 

この親の空気は子供に伝わる。一生懸命練習していたのに、自分たちはだめだったんだ、という感情をもつことになってしまった。

 

そもそも行事はだれのためにあるの?

「ショーとして観にくる保護者のため」

指導力を見せつける教師のため」

「みんなで1つのことを成し遂げる経験をする児童のため」

 

誰のためにあるのだろうか。もはや誰のためでもない気がする。指導していて、毎年この行事で違和感を感じている。

子供だって、運動会が嫌いな子はいる。人前で表現をさせられることに、抵抗を覚える児童はたくさんいる。高学年になればなるほど、イヤイヤやっている子はたくさんいる。

 

なのに教師は

「一体感がない!」「思いを1つに!」「やると決めたはずではないか!」「見られてるんだという意識をもつんだ」などと今思えばわけわからないことを口にする。表向きには「チームワーク」を大切にする経験を味わわせるために、というものがあったとしても、結局保護者や周りの教員の目を多少は気にしているはず。

 

あんな誰も何も得ないものはなくしてしまえばいいと思う。

運動会をやるならば、かけっこや玉入れだけで、練習もいっさいなし。「騎馬戦の入場の練習に2時間」なんて、訳がわからない無駄な時間はないと思っている。

行事の簡素化。でも簡単ではない。クレームの嵐だろう。「見応えがない」と。

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学校が本当にやるべきことは?

正直、一学期は運動会の練習漬けになり、残りの時間でなんとか授業を「終わらせる」というのが現状。そんな授業に「主体的で対話的な深い学び」だなんて要素はほとんどない。

二学期も「学芸会」「作品展」。保護者や周りの目が気になり、練習漬けの日々。無事行事が終わったら、なんとか授業を「終わらせる」日々がまた始まる。思考力を鍛える時間などない。

それに、「思考力を鍛える授業を考える時間」がない。行事のこと考えなくちゃいけない。

本当に学校で時間をかけるべきことに、全然時間をかけられていない。子も教師も。

 

今年の二学期は学芸会。

運動会よりはまだ子供に色んなことを任せられる行事ではある。

なのである年に、かなりの部分を子供に任せて挑戦したことがあった。保護者にも、子供が中心になって取り組んでいますと伝えていたつもりだった。

 

しかし、残念ながら、クレームが届く。もちろん、よく頑張っていたという声もあったが、終了後のアンケート用紙に無記名で

 

「園のお遊戯会の方が見応えがあった」

 

と書かれていた。

見応えってなんだ?何を見ているんだ?

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なくせない行事がまた始まる

と、ブログに書くのが精一杯で、結局何も変えられずに今年も行事が始まります。

世の中はめまぐるしいスピードで変わっているのに、教育現場は何も変わらない。変えられない。

 

教育課程の重要なポイントの伝達の仕方は未だに「口伝」。いつの時代の話なのか?誰も聞いていないぞ。

 

今日も前習え、明日も前習え。

これではいけない、まずは行事を撤廃・簡素化することから。

思ったなら、実行しなくてはいけませんね。

ちょっとやってみようと思います。