教務主任にはなりたくないな、という話

教務主任って

先日、以前校長をされていた大先輩に言われた。

「今の時代は、みんなが教務主任になる可能性があるような時代。人が少ないし。」

 

教務主任。

教務主任⇨教頭⇨校長という管理職への入り口のようなイメージが私にはあります。

管理職と一般教員の架け橋、のような立ち位置だと思いますが…今の私の学校の教務主任は新任教務主任。もはやただの奴隷。校長の奴隷。

「あれやっとけ」「はい」「これやっとけ」「はい」

今年の校長はモノ言うタイプの校長なため、どう見ても奴隷。

 

大してありがたくもない「大学生インターンシップ生」の、配置先決めなんかをやらされたり、お姉様先生のご機嫌を伺いながら言いたいことも言えずにほそぼそとやり過ごしておられます。

年齢は30代後半。わたしと5、6歳しか違わないはず。

 

夜遅くまで仕事をして帰る生活。自分から望んで教務主任になったのではないそうだ。今の仕事内容はそのほとんどがやりたくない仕事だろうと勝手に推測。

聞くに小学校低学年のお子さんの入学式には出られなかったとか。

 

教員生活10年間で4人の教務主任に出会いましたが、ほとんどが、楽しくなさそうでした。

当たり前のように9時10時まで残り、土日も出勤…という仕事の仕方をされていました。

 

職員室でも、教務主任について影で文句を言っていることが多い。

今の教務主任は新人なので、まだあたたかい目で見られていますが、他の場合、それはもうひどい言われ方。

 

ここまで私の教務主任イメージと現状を書きましたが、要するに言いたいことは…

 

 

わたしは教務主任なんかにはなりたくない!

 

ということです。これは、わがままなことなのだろうか…。

先生になる人は、そのほとんどが「校長になりたい」と思って試験を受けるのではなく、「担任の先生になりたい」という思いで教員採用試験を受けるはず。

そこで出会う教務主任や教頭(教頭も大変でしょう…教頭のほうがもっと大変か…?)のボロボロになった姿を見て、だれが一体「ああなりたい」と思うのだろうか…疑問です。

 

実際、こういう風に管理職になりたがらない人が今は増えている、という記事をどこかで目にしました。同じことを考えている人は、少なからずいるんじゃないでしょうか。

 

教務主任、教頭、校長になるには、「様々な実践や指導記録を発表していたり」「研究会で実績を積んでいたり」「組合的な諸活動で貢献していたり」するような人が選ばれていくのだ、と思っていました。

ですから自分は誰にも見つからないよう細々と、目立たぬよう自分のやりたいことをやってきていましたが、どうやら今の時代そううまくはいかないよと、元校長の大先輩に忠告をされてから、もやもやが頭の中に生まれました。

 

元校長の大先輩が仰るには…

 

「30代後半で、体育の手本を見せられなくなった瞬間があった。そのとき、あっ、と思った。」

「10年以上も担任をやっていると、結果が見えてしまうときがある。そうすると、どうしてもやる気がなくなってくる。」

「手本を示せなくなってくると、口だけになり始める。当然子供は担任から離れていく。」

「加齢とともに、こういうことはみんなにあること、普通のこと。担任を続けたいなら、そんな中でもプロを目指してやるしかない。それでもやりたい、という思いが必要。」

「それぞれの年代の人間に、それぞれの役割があるってもんだよ。」

 

とのこと。

そうだよなあ。

 

女の先生は、定年まで担任という先生がゴロゴロいる。男の先生には、少ない気がする。私の周りでは、2人しか知らない。でもその二人に共通しているのは、「若い」「熱い」ということ。

2人とも、ゴリゴリのマラソンランナーである。

体力的にも技術的にも若さや熱意のようなもの、それがないと担任はつとまらない。

 

大先輩から教わった、簡単なこと。

「教務主任であろうが学級担任であろうが、なんにせよ頑張る。頑張れないならそこから退く。」

 

学級担任だって大変だ。

ただ、その時にやりがいを感じられる仕事であるかどうかだけなんだ。

 

自分はこの先、どうなるか。

大先輩にはそのとき「あんたは教務主任やれそうだから、古い仲間に報告しといてやるでな。ははは。」

と冗談で言われた。大先輩曰くどうやらやれる素質はあるらしい。やりたくないが。

 

「いつか話があったとき、断りを入れることはできるよ。」

 

本当なのか?

 

「その時は生涯プロの担任として努力をし続ける覚悟をすればいいんだ。」

 

 

今は担任を「やりたい」と思っている。

そのときに「やりたい」と思っていることをやろうと思う。

「やりたい」が「学校の先生」じゃ無くなっているかもしれないし、先のことを考えても仕方ないか。

 

 

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